陰若花の帰国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 14:40 UTC 版)
陰若花たちへの送別と全員の合格を祝う宴会が、試験官であった礼部尚書・卞浜の邸宅で行われる。卞浜の娘や姪である卞宝雲、孟紫芝ら姉妹が歓待にあたった。座席は籤で決め、陰若花が首席、唐閨臣が末座となる。東道(主人役)は、董青鈿との賭けに勝った孟紫芝が任じられる。百才女は囲碁、琴、画、書、馬弔、双六、象棋、秋千(ブランコ)、笛、投壺、釣り、闘草、算術、酒令、弓、数学、音韻学、蹴鞠、漢詩、文学論などでそれぞれ技芸を見せつける。途中で、嫦娥と風姨が女試の落第生に化けて乱入するという騒ぎもあったが、神仙により事なきを得た。唐閨臣の音頭で、別れる陰若花たちに記念の「長安送別図」詩詞数千首が贈られる。陰若花たち4人は3台の飛車に乗り、帰っていった。陰若花が戻ると、王は死んでおり、陰若花が女児国王に即位する。
※この「陰若花の帰国」の解説は、「鏡花縁」の解説の一部です。
「陰若花の帰国」を含む「鏡花縁」の記事については、「鏡花縁」の概要を参照ください。
- 陰若花の帰国のページへのリンク