酒令
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 08:46 UTC 版)
唐代では、酒宴は食事が終わってから始まり、杯に酒を注いで相手に勧めて、順々に飲む方法で開かれた。妓楼での夜の酒宴は料金が通常の倍かかった。 酒宴において、行われる酒令は唐代に発達し、さまざまなものが行われた。酒令において、まず、それを取り仕切る「酒糾」(席糾)が客もしくは妓女から決められ、そのもとで遊戯を行い、負けた方に罰杯が課されるものであった。この時、酒宴を盛り上げさせるための機知に富んだ言葉づかいが要求され、これが上手な妓女が高い評価を得た。 酒令にはサイコロなどの道具を使った簡単なものから始まり、決まりを設けて遊ぶ律令、詩歌を即興で生み出す著辞令という難しいものへ移行するのが良いとされた。これは通常の酒宴と比して、「雅飲」と呼ばれた。
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