降水量に占める豪雨のインパクト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 07:52 UTC 版)
「集中豪雨」の記事における「降水量に占める豪雨のインパクト」の解説
6・7月の日降水量階級毎の降水量への寄与度(1951-1980年平均)階級鹿児島市千葉県銚子市日数階級毎降水量日数階級毎降水量>100mm/日 1.6日 200mm 0.1日 10mm 50-100mm/日 3.6日 260mm 0.9日 50mm 20-50mm/日 7.0日 230mm 3.4日 100mm 10-20mm/日 4.2日 50mm 3.9日 50mm 1-10mm/日 10.9日 50mm 11.9日 50mm 0.1-1mm/日 15.3日 10mm 16.8日 10mm 6・7月総雨量 約800mm 約270mm 大雨による降水はその地域の水環境に大きな影響力を持っている。大雨となる日数は少なくても、降水量に占める大雨の割合は高く、数か月間や年間といったより長い期間の期間降水量が大雨に大きく左右されるためである。その影響力は、降水量を一日を単位とした値(日降水量)により階級区分し、各階級に区分される日数の比率と、各階級の期間降水量に対する寄与度とを対比することで理解できる。例えば、日本の大部分で雨量が多い梅雨期(6-7月)に実際に降水量が多い九州・四国・本州についてみると、当該2か月間の降水量は、わずか数日間でその1/2が集中している。右表の鹿児島を例に説明すれば、期間降水量は800mmだが、5.2日間(日数で約8.5%)で全体の1/2以上を占める460mmの雨が降り、わずか1.6日間(約2.6%)で全体の1/4に当たる200mmの雨が降っている(日数、降水量はともに30年間平均の平年値)。
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