防護レベル(米国式)
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レベルA 呼吸具としては供給式のもの(自給式呼吸器(SCBA)または送気マスク(SAR))を使用する。スーツの被覆範囲は呼吸具を含めた全身となる。 レベルB 呼吸具としては供給式のもの(SCBAまたはSAR)を使用する。ただし、呼吸具はスーツから露出していても良い。 レベルC 呼吸具としては、供給式以外のガスマスク(濾過式など)を使用する。酸素欠乏環境には適さない。 レベルD 化学物質から保護しないため、化学物質と接触する可能性がない状況でのみ使用できる。耐薬品性の履き物とつなぎの服で、ほとんどの消防士出動時の装備はレベルDと見なされる。 レベルA(横浜市消防局) レベルA(警視庁機動隊) レベルB(札幌市消防局) レベルB(アメリカ海軍) レベルC(アメリカ海軍)
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防護レベル(欧州式)
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欧州標準化委員会の規範により、タイプ1〜6がある。 タイプ1 液体と気体の化学物質から防護 (EN 943 part 1)。米国式レベルAとほぼ同等。 タイプ2 液体と気体の化学物質から防護し、非気密性 (同)。米国式レベルB(ガス状の化学物質が体の外部に有害でない場所で使用できる)とほぼ同等。 タイプ3 限られた時間、液体化学物質から保護、ジェット噴出する液体から防護(Liquid jet tight)(EN 14605)。 タイプ4 限られた時間、液体化学物質から保護、液体飽和から防護(Liquid saturation tight)(EN 14605)。米国式レベルCとほぼ同等。 タイプ5 限られた時間、空中の乾燥微粒子から保護 (EN ISO 13982-1)。 タイプ6 液体化学物質の軽いスプレー状または液体から保護(EN 13034)。米国式レベルDとほぼ同等。 レベルA/タイプ1。防護衣の中にSCBAを装着。 レベルB/タイプ2。 SCBAは外側にある。 レベルC/タイプ4。 タイプ6のニトリルゴム製手袋
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