防災・風致
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 14:55 UTC 版)
屋敷林として防風の効果を期待して植えられることがある、富山平野(砺波平野を含む)や北関東の屋敷林にはしばしばスギが用いられる。いわゆるコニファーの一つであり園芸品種も開発されているが、大木になり花粉症のイメージもあることから日本では庭木としては比較的稀。京都の台杉などは小さく仕立てることも可能でしばしば庭木にもちいられる。 農林水産大臣や都道府県知事が指定する保安林区域内にもしばしば生える樹種であるが、生態的に沢沿いに植えられることが多いことから防風保安林ではなく水源かん養保安林や土石流被害軽減を狙った土砂流出防備保安林、雪崩被害軽減を狙ったなだれ防止保安林での指定が多い。保安林に指定されたスギ林ではしばしば砂防ダムや雪崩防止柵などが設置され伐採も制限される。並木道として用いられることもありスギの並木道は各地に見られる。 「かいにょ(かいにゅう)」と呼ばれる屋敷林を持つ散居村(砺波平野) 「かいにょ」ではスギがしばしば植えられる(南砺市) 土石流により荒廃した沢沿いのスギ林(新潟県) 砂防ダム(治山ダム)が建設されたスギ林(京都府) 水源かん養保安林に指定されたスギ林(京都府) 日光杉並木(栃木県日光市) 神社の参道に整備された杉並木
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