関東軍特種演習での慰安婦徴集証言について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 05:29 UTC 版)
「千田夏光」の記事における「関東軍特種演習での慰安婦徴集証言について」の解説
関東軍特種演習(関特演)において慰安婦が強制的に集められたと、千田は原善四郎元少佐の証言を紹介した。千田は、 (後方担当参謀原善四郎元少佐が)必要慰安婦の数は二万人とはじき出し、飛行機で朝鮮へ調達に出かけているのである。ここで、つまり昭和16年には、すでに朝鮮半島は慰安婦の草刈場となっていたことがわかる。実際には一万人しか集まらなかったというが草刈場になった事実は動かせない。 と書いた。また、それ以降のページで原への対面インタビューが掲載されており、著者である千田の「70万人の兵隊に2万人の慰安婦が必要とはじき出した根拠というか基準は何だったのですか」という質問に対して、原が はっきり覚えていないけど、それまでの訓練つまりシナ事変(日中戦争)の経験から算出した。二万人と言われたが、実際に集まったのは8千人ぐらいだった。集めた慰安婦を各部隊へ配属したところ、中には<そんなものは帝国陸軍にはいらない>と断る師団長が出たのです。ところが、二ヶ月とたたぬうち、<やはり配属してくれ>と泣きついて来た と語ったと記載している。
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