開業日の事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 14:20 UTC 版)
路線の公式な開業日は4月6日であった。2本の列車が頂上に送られた。最初の復路(山下り)の列車が、おそらく列車の重さにより、1号機関車「LADAS」と2両の客車がラックレールから外れ、制御不能となった。機関車は脱線し、山から転落した。乗客は客車から飛び出した際の失血により死亡した。連絡が不十分であったため、2番目の山下りの列車も最初の列車の車両に衝突したが、死者はいなかった。 調査の結果、事故は建設後の路盤沈下がきっかけとなり、さらに列車の重量による速度超過によって引き起こされたと結論付けた。調査会の勧告により、列車の最大許容重量は客車の1.5倍と同等に制限され、2両編成の列車のために軽量の客車が購入されることにつながった。また同時に、ラック式線路にグリッパーシステムが導入されることになった。(下記グリッパーレールの節参照)
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