長野県・犀川上流発電用ダム群の治水協力とは? わかりやすく解説

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長野県・犀川上流発電用ダム群の治水協力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 03:07 UTC 版)

平成18年7月豪雨」の記事における「長野県・犀川上流発電用ダム群の治水協力」の解説

犀川上流梓川)にある奈川渡ダム水殿ダム稲核ダムおよび支流高瀬川高瀬ダム七倉ダム東京電力発電用ダムであり、洪水調節目的としていない。従って治水対す責務有していないが多目的ダム少なく、かつ降水量の多い犀川流域においてはこうした発電専用ダム治水対策として発電使用する有効貯水容量差し引いた総貯水容量の中から空き容量使い集中豪雨台風の際には洪水貯水することで事実上洪水調節行っている。 平成18年7月豪雨では特に長野県被害大きかったが、被害集中した天竜川流域比べ信濃川犀川流域では被害少なかった。特に犀川では危険水位到達するほどの洪水となったものの堤防からの洪水越流起きなかった。これは洪水調節機能を持つ大町ダム国土交通省直轄ダム)だけでなく、前述の5ダム空き容量使って洪水貯水し、下流への放流極力抑えたことによる通常発電専用ダム流入した洪水そのまま放流するが、高瀬ダム奈川渡ダムはこうした方法用いて大町ダム連携し洪水抑え下流水害防止したのであるこうした利水専用ダム、すなわち治水目的のないダムにおける水害時における対応は河川法44条から第51条に規定されており、「利水ダム設置する者は河川従前機能維持するために必要な施設設け、またはこれに代わる措置をとる」と定められている。また河川法施行令第23条において具体的なダムの種類挙げられているが、高瀬ダムはその種類該当するダムであるため河川法規定に基づき上記のような操作洪水時に実施している。

※この「長野県・犀川上流発電用ダム群の治水協力」の解説は、「平成18年7月豪雨」の解説の一部です。
「長野県・犀川上流発電用ダム群の治水協力」を含む「平成18年7月豪雨」の記事については、「平成18年7月豪雨」の概要を参照ください。

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