鑑定の内容と結果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 07:03 UTC 版)
処刑された時に公表された写真と芳子の生前の写真との比較 テレビ朝日の番組内では、芳子の処刑直後の遺体写真から骨格を再現し、生前の芳子の写真からも骨格を再現し、処刑時の写真と比較した。 芳子はなで肩であるのに対し、遺体の再現骨格はいかつい肩をしており、他にも二の腕の長さの違いや骨盤が遺体写真のものは大きく経産婦だと思われることなどから、「公開された遺体の骨格と生前の芳子の骨格が同一人物である確率は1%以下であり、別人である」という結論を出した。 方おばあさんの遺品 方おばあさんの遺品から指紋採取を試みたが、方おばあさんの指紋は検出されず鑑定できなかった。 国清寺の遺骨 国清寺の納骨堂には、方おばあさんのものと思われる「方覚香」と書かれた箱に収められた遺骨があり、この遺骨を用いて芳子の親族のDNA型との比較が試みられたが、遺骨の状態が悪かったため鑑定できなかった。ただし国清寺の「方覚香」の遺骨が方おばあさんのものであるという根拠はなく、単に方姓の別人の遺骨である可能性もあり、その場合最初から意味の無い鑑定だった事になる。 上記のように、現時点では方おばあさんの指紋、DNAのいずれも採取されておらず、川島芳子=方おばあさんという科学的証拠は得られていない。
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