い‐かけ【鋳掛(け)】
鋳掛
- 夫婦同伴者。〔第二類 人物風俗〕
- 夫婦つれだちで歩くことをいふ。〔情事語〕
- 夫婦つれだちで歩くことをいふ。
- 男女二人連れで歩く事。
- 夫婦が連れだつて歩くこと。
- 夫婦同伴者。「おしどり、らくだ」に同じ。
- 夫婦同伴者。「おしどり」「らくだ」に同じ。
- 夫婦が一緒で出演すること。文化年間に、土瓶の焼つぎを職とした者が、夫婦連れで、“土瓶のゐかけゐかけ”と呼ばはりながら大阪市中を廻つたところから、かく云うようになつたそうだが、編者の知つてるのは、明治三十年代に松屋町辺を夫婦連れの鋳掛屋が、奇麗な車によく磨いた真鍮の金物でい・か・けと記したのをひいて“鍋釜いかけでお釜もしよう”と云うて歩いたのを見ている記憶がある。コンビと云う言葉が今日程に流行つてない頃、夫婦共稼ぎの芸人を指して“いかけで働いている”と称したのである。
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