銀の輸送とは? わかりやすく解説

銀の輸送

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 02:16 UTC 版)

石見銀山」の記事における「銀の輸送」の解説

当初産出した灰吹銀は現大田市鞆ヶ浦沖泊から船で搬出されていた。冬の日本海は季節風強く航行支障が多いため、大久保長安大森から尾道まで中国山地越え瀬戸内海へ至る陸路の「銀山街道」(大森-粕淵-九日市美郷町)-三次-甲山-御調-尾道)を整備し尾道から京都伏見1608年慶長13年)に洛中両替町移転)の「銀座」へ輸送するようにした。大森町にある熊谷家は幕府上納するための公儀灰吹銀天秤掛け改め勘定を行う掛屋として任命され、現在、この熊谷家住宅内部見学可能である。幕府代官所外では沿道各藩)により領内郷村対す人的物的負担や、街道の銀輸送にあたる人馬負担割り当てられたが、これらの賦役民衆から嫌気される傾向にあった時として訴え出る者や争議起こったが、この輸送幕末まで続いた

※この「銀の輸送」の解説は、「石見銀山」の解説の一部です。
「銀の輸送」を含む「石見銀山」の記事については、「石見銀山」の概要を参照ください。

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