銀の腕の持ち主
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 21:39 UTC 版)
ブリテン諸島にはヌアザの他にも銀の腕の持ち主と思われる人物の伝説が残っている。 ウェールズの伝説上の人物であるシーズ・サウエレイント(英語版)の名は「銀の手のシーズ」という意味である。現存する説話の中で、彼は『キルッフとオルウェン』にクレイザラド(英語版)の父親として登場するが、本人についての詳しい描写は残されていない。シーズは古形ではニーズだった物がサウエレイントの語頭に合わせて同化したものだと考えられている。ニーズは語源的には明らかにヌアザと同祖であろう。マイヤーは両者の語源をノドンスに求め、キリスト教化以前のケルト神話上の存在がアイルランドとウェールズで別々に保存されたものとしている。より直接的にヌアザとシーズを同一視している学者もある。
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