針路変更からビル突入まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/28 11:47 UTC 版)
「ユナイテッド航空175便テロ事件」の記事における「針路変更からビル突入まで」の解説
最後の交信から数分後、UA175便は航空管制の許可を得ずに針路を変更した。8時46分にアメリカン航空11便(突入1機目)がワールドトレードセンター北棟に突入した。直後、UA175便がトランスポンダのコード(4桁からなる航空機識別番号)を変更する。しかしこの変更は管制官がアメリカン航空11便に気を取られていたため、気づかれなかった。 8時51分管制官はUA175便のトランスポンダコードが変更されていることに気づき、連絡しようとしたがUA175便からの応答はなかった。8時52分UA175便の客室乗務員がユナイテッド航空にハイジャックを通報。8時54分ユナイテッド航空はUA175便との交信を試みるが応答はなかったという。8時55分ニューヨーク航空管制センターはUA175便が既にハイジャックされている可能性があると判断した。 9時03分、UA175便は機体を傾けながらニューヨークのワールドトレードセンター南棟81階に時速約940km/hの高速で突入し、その影響で77 - 85階部分が大破・炎上した。機体は原形を留めず、大半がビル内に飲み込まれた。 既にAA11便の衝突により多くのカメラがワールドトレードセンターに向けられていたため、UA175便のビル突入の瞬間は複数のカメラにより記録され、映像が世界各国にリアルタイム配信された(この突入で、事故ではなく故意に、そして組織的に引き起こされた「事件」であることが認識された)。
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