金時豆(きんときまめ)
金時豆は、いんげんまめの代表的な種類です。北海道で栽培されているいんげんまめのうち、金時豆が約7割を占めています。中でもよく知られているのが「大正金時」という品種です。昭和初期に北海道の十勝地方の幕別村で見つけられ、大正村(現在は帯広市内)で量産されたことからその名が付きました。赤紫色が鮮やかなことから赤いんげんとも呼ばれます。 | |
いんげんまめには蔓性と蔓なしがありますが、大正金時は蔓なしで、種子は大きく2㎝近くもあります。後に品種改良が進み、さらに大粒の「北海金時」、「福勝(ふくまさり)」などがつくられています。この他、白色をした「福白金時」があります。 金時豆は粒の形が良く、食味も優れていることから、煮豆用に最も適した豆とされ、洋風の煮込み料理にもよく用いられます。甘納豆の原料としても重要です。 |
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