量子色力学・ワインバーグサラム理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 13:59 UTC 版)
「場の量子論」の記事における「量子色力学・ワインバーグサラム理論」の解説
量子電磁力学 (QED) は可換ゲージ理論である。一方、量子色力学 (QCD) およびワインバーグ=サラム理論は非可換ゲージ理論である。量子色力学は3つの場のからみ合いであり、ゲージも3×3の行列となり、QEDの可換ゲージから、非可換ゲージにかわる。 弱い力と電磁相互作用は、1967年、場の量子論の枠組みで非可換ゲージ形式のワインバーグ=サラム理論により統一される。 強い力は、クォーク模型の完成後、1971年にヘーラルト・トホーフトの非可換ゲージの繰り込み可能性の証明を経て、1973年に繰り込み群を使ったデイビッド・グロスらによって場の量子論の枠組みで非可換ゲージ形式の量子色力学 (QCD) が完成する。
※この「量子色力学・ワインバーグサラム理論」の解説は、「場の量子論」の解説の一部です。
「量子色力学・ワインバーグサラム理論」を含む「場の量子論」の記事については、「場の量子論」の概要を参照ください。
- 量子色力学・ワインバーグサラム理論のページへのリンク