野田別天楼とは? わかりやすく解説

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野田別天楼

読み方のだ べってんろう

俳人。名は要吉。岡山県生。京阪満月会では幹事務める。松瀬青々の『宝船』『倦』で客員として活躍。『足日木』『雁来紅創刊篤学の士で、特に芭蕉研究し穎原退蔵親交があった。研究書に『俳聖芭蕉』、句集に『雁来紅』等がある。昭和19年1944)歿、86才。

野田別天楼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/17 06:28 UTC 版)

野田別天楼(のだ べってんろう、1869年7月3日明治2年5月24日) - 1944年昭和19年)9月26日)は、俳人

備前国邑久郡磯上村(現・岡山県瀬戸内市)出身。本名は要吉。1897年より正岡子規の指導を受け『ホトトギス』などに投句。教職にあり、報徳商業学校(現報徳学園中学校・高等学校)校長を務めた。京阪満月会では幹事を務める。松瀬青々の『倦鳥』の同人となり関西俳壇で活躍。1934年『足日木』を、1935年『雁来紅』(がんらいこう)を創刊、主宰した。俳諧史の研究で潁原退蔵と親交があった[1][2]

著書

  • 『雁来紅 別天楼句集』野田要吉 1920
  • 『野老(ところ)別天楼句集』雁来紅社 1941
  • 『俳聖芭蕉理想社 1944

編纂など

  • 『丈艸集』編 雁来紅社 1923
  • 内藤丈草『丈草集』編 雁来紅社 1923
  • 『寒梅抄』編 寒梅社 1925
  • 蕉門珍書百種』全16編 開題 安井小洒校 蕉門珍書百種刊行会 1925
  • 夏目成美『随斎諧話』校註 天青堂 古俳書文庫 1925
  • 魯九編『幻の庵』校註 天青堂 古俳書文庫 1926
  • 『丙寅句鈔』編 雁来紅社 1927
  • 『丁卯句鈔』編 雁来紅社 1928
  • 『戊辰句鈔』編 雁来紅社 1929
  • 『己巳句鈔』編 雁来紅社 1930
  • 『庚午句鈔』編 雁来紅社 1931
  • 『辛未句鈔』編 雁来紅社 1932
  • 『壬申句鈔』編 雁来紅社 1933
  • 『癸酉句鈔』編 雁来紅社 1934
  • 『甲戌句鈔』編 雁来紅社 1935
  • 松本仙渓『仙渓遺集』編 松本政之輔 1935
  • 『乙亥句鈔』編 雁来紅社 1936
  • 『竜胆』編 雁来紅社 1938
  • 『蓬莱』編 雁来紅社 1943
  • 浮田寿子『松緑』編 浮田桂造 1943

  1. ^ 現代日本人名録
  2. ^ 20世紀日本人名事典


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