酒と喜代三
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 08:34 UTC 版)
喜代三は美麗な容姿からは想像もつかないほどの酒豪であった。本人の述懐によると、最初に酒を口にしたは幼少期に父親のお使いで焼酎を買いに行った時だという。焼酎の味に興味を持った喜代三は少し舐めてみたところ、それを「美味しい」と感じた。最初は少し舐めるだけだったものが、次第にお猪口1杯、2杯と進むようになり、飲んだ分を水で埋め誤魔化していたため、父親は「最近の焼酎は水っぽくなった」と嘆いていたという。 芸者になり酒と直接的に関わるようになると、新人芸者で人より優れた芸をまだ持ち合わせていなかった喜代三は「酒の呑める(強い)芸者になれば売れるのではないか」と思いつき、宴席では客になんこ勝負を挑み、次第に酒が強い芸者として客に気に入られるようになっていった。 レコーディングやステージなど、緊張する場面では酒を飲んで緊張を抑えるのが常で、スタジオや楽屋で一升瓶を空にする事も珍しくなかった。
※この「酒と喜代三」の解説は、「新橋喜代三」の解説の一部です。
「酒と喜代三」を含む「新橋喜代三」の記事については、「新橋喜代三」の概要を参照ください。
- 酒と喜代三のページへのリンク