都留泰作とは? わかりやすく解説

都留泰作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/01 10:03 UTC 版)

都留 泰作(つる だいさく、1968年 - )は、日本文化人類学者、漫画家[1]京都府在住。

都留 泰作 つる だいさく
人物情報
生誕 1968年(56 - 57歳)
日本岡山県
居住 京都府
国籍 日本
出身校 名古屋大学理学部
京都大学大学院理学研究科
学問
研究分野 文化人類学
アフリカ地域研究
マンガ学
研究機関 富山大学
京都精華大学
学位 博士(理学)(京都大学)
主要な作品 ナチュン
学会 日本アフリカ学会
日本生態人類学会
日本マンガ学会
日本民俗学会
日本文化人類学会
テンプレートを表示

経歴

1968年に岡山県で生まれた[1]桐蔭学園高等学校卒業、名古屋大学理学部生物学科卒業、京都大学大学院理学研究科動物学専攻博士課程単位取得退学。理学博士。2003年富山大学人文学部助教授[2]。2010年京都精華大学マンガ学部准教授として採用された後[2]、同学部教授に就任[1]。主な研究対象はアフリカ民族文化カメルーンなどでバカ・ピグミーを対象とした調査研究を行った[1]

2003年秋に講談社の漫画雑誌『月刊アフタヌーン』における四季賞で応募作品が佳作を受賞し、漫画家としてのキャリアを開始させた[1]。2006年より同誌で、大学院時代の沖縄でのフィールドワークの経験を基にしたSF作品『ナチュン』を連載した。2013年末より『ビッグコミックスペリオール』にて、同じく沖縄を舞台とするSF作品『ムシヌユン』を連載。2020年より歴史ファンタジー作品『竜女戦記』の刊行を開始[1]。同作で「このマンガがすごい!2021」のオトコ編では第5位、「THE BEST MANGA 2021 このマンガを読め!」では第7位を獲得。

文化人類学の観点から漫画やエンタメ全般を分析した著書『<面白さ>の研究』や、知的障害者自閉症者にもやさしく読める「LLマンガ」の企画も手掛けている[3]

漫画

著書

タイトル 著者 出版社 発売日 ISBN
『講座・生態人類学2 森と人の共存世界』 共著 京都大学学術出版会 2001年 ISBN 978-4-87698-326-1
『<面白さ>の研究 世界観エンタメはなぜブームを生むのか』 単著 KADOKAWA 2015年 ISBN 978-4-04-102753-0

イラスト

出典

  1. ^ a b c d e f g 司馬遼太郎×『ゲーム・オブ・スローンズ』=『竜女戦記』?  破格の歴史ファンタジー漫画が登場!”. じんぶん堂 (2020年5月29日). 2020年7月2日閲覧。
  2. ^ a b c 都留 泰作”. 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、カメルーン・フィールド・ステーション (2012年10月10日). 2020年7月2日閲覧。
  3. ^ 都留 泰作 | 京都精華大学”. www.kyoto-seika.ac.jp. 2021年5月3日閲覧。

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「都留泰作」の関連用語

都留泰作のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



都留泰作のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの都留泰作 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS