選挙の敗北・その後の政治活動
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「ジョン・マケイン」の記事における「選挙の敗北・その後の政治活動」の解説
2008年11月5日、一般投票の開票状況から民主党のオバマが当選確実であるとする速報をTV各社が流すと、マケインは支持者を前にオバマの勝利を祝福する旨宣言した。 この演説においてマケインは自らの支持者にオバマの新政権への協力を要請した。敗北宣言を行なった後、マケインがステージを去る際には、黒人副長と確執していた白人艦長が自らの非を認め和解してエンディングを迎える映画『クリムゾン・タイド』のメインテーマ(作曲:ハンス・ジマー)が会場内に流されていた。後日確定した結果は、選挙人獲得数173対365・得票率46パーセント対53パーセントの差であった。 同年11月25日、地元のアリゾナ州で記者会見を行い、2010年に予定される次期上院選挙で5選を目指す考えを明らかにし、安全保障政策の視察のためイラクとアフガニスタンを早期に訪問する意向も同時に示した。ただ、2010年8月の共和党予備選挙では、過去の遺産税廃止や不法移民政策への反発から、同党の元下院議員・ジョン・ヘイワースの猛追を受け苦戦。3月には関係悪化が囁かれていたサラ・ペイリンが応援に駆けつけた。同党予備選挙ではペイリンの他、かつての政敵であるミット・ロムニーを始め、スコット・ブラウン、ティム・ポーレンティー、地元アリゾナ州議員の多数がマケインを支持している。予備選挙では過去に例を見ない苦戦を強いられたが、かつては積極推進の立場にあった不法移民合法化政策を転換、アリゾナ州議会が同年4月に制定した「新移民法」についても理解を示し、終盤で支持を拡大した。この時点でマケインの5選は確実となり、11月2日に行われた本選挙では59.1%の得票率で当選した。 2012年アメリカ合衆国大統領選挙の共和党予備選挙ではミット・ロムニーを支持した。なお、2008年アメリカ合衆国大統領選挙の共和党予備選挙では撤退後のロムニーから支持を得ていた。 2015年1月、アメリカ合衆国上院軍事委員会委員長に就任。 2016年アメリカ合衆国大統領選挙では、共和党予備選挙で首位を独走する実業家ドナルド・トランプの大統領としての資質に懸念を表明するミット・ロムニーの演説に同意した。 2016年8月、連邦上院議員選挙の共和党予備選挙で勝利し、本選でも勝利し、6選を果たす。
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