違法伐採の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 07:46 UTC 版)
「ローズウッド (木材)」の記事における「違法伐採の問題」の解説
近年、ローズウッドは高級家具や高級楽器メーカーが頻繁に使用し、価格が上昇しているため、マダガスカルやメキシコ、ホンジュラスなどでは現地のギャングが国立公園や私有地を違法に伐採し、強奪後にそれらを転売することでに2億2000万米ドルの資金を得ているとして問題となっている。これらのローズウッドの98%が中国、2%がヨーロッパの木材販売業者に流れ世界中に流れているとの報告もある。現在こういったギャングによる違法取引を規制するため、2013年にマダガスカルローズウッドやココボロをワシントン条約の附属書IIにリスト入するなどし、販売元や原産地などの証明を義務付けている。ワシントン条約第17回締約国会議の結果、2017年1月2日から左記の種を含むツルサイカチ属全体(ただし附属書Iのダルベルギア・ニグラを除く)が附属書IIに記載されることとなった。
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