道満と晴明智恵くらべの事とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 道満と晴明智恵くらべの事の意味・解説 

道満と晴明智恵くらべの事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 22:44 UTC 版)

安倍晴明物語」の記事における「道満と晴明智恵くらべの事」の解説

承前) (時間は少し戻る)都に入った道満市井の人晴明のことを尋ねると、20日前に自分到来予期していたという。これを聞いた道満胸騒ぎ覚えた道満は術で家来仕立て上げ晴明の館を訪ね自分と晴明陰陽の才を比べたいと申し出る晴明快諾し詳細道満委ねたところ、道満は同じ事なら禁中紫宸殿行いたいという。晴明同意し急ぎ奏上したところ勅許下りた。 いよいよ対決のときがきた。最初に道満小石投げ上げると燕に変じる。皆が感嘆しているところで、晴明が扇を一あおぎすると燕は小石戻って落ちた。次は晴明祈念すると龍がより下り降らせる道満はいろいろ行うが、降り止まない水量増えて舟を浮かべられ程になったとき、晴明なにやら唱える上がりびしょ濡れだったはずの観客の服も乾いている。観客驚き賞賛の声を上げた。そこで道満が「こんなことは人を誑かすだけの魔法非道であり、正理とはいえない。占いの技で勝負決しよう」と呼びかける。さらに「負けた方が勝った方の弟子となることにしよう」と申し添えた。 奥で長櫃夏みかん15入れ、上に重し乗せて観客眼前出された。道満占った末、「中には夏みかん15個ある」と答えた中身知っていた天皇公卿たちが道満正解したと思ったそのとき晴明長櫃近づき加持し直し中身はねずみ15匹である」と言う天皇公卿晴明間違った思い色を失ったが、衛府役人がふたを開くと、15のねずみ駆け出してきて、四方逃げ去った長櫃中に夏みかんなど影も形もなかった。観客一同ざわめき晴明の才に感じ入った道満晴明に及ばなかったことを恥じ晴明弟子となり、西洞院の館に住むこととなった

※この「道満と晴明智恵くらべの事」の解説は、「安倍晴明物語」の解説の一部です。
「道満と晴明智恵くらべの事」を含む「安倍晴明物語」の記事については、「安倍晴明物語」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「道満と晴明智恵くらべの事」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「道満と晴明智恵くらべの事」の関連用語

道満と晴明智恵くらべの事のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



道満と晴明智恵くらべの事のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの安倍晴明物語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS