道の駅との違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/03 09:03 UTC 版)
道の駅とまちの駅は、地域への来訪者にトイレ・休憩場所を提供し、観光案内等様々な情報を発信するという機能面ではよく似ている。しかし、まちの駅は以下のとおり道の駅とは違った特色を持っている。 設置主体に制限がない 建設省(現国土交通省)道路局が定めた「道の駅登録・案内要綱」(平成5年2月23日建設省道企第19号)によれば、道の駅を設置することができるのは、「市町村または市町村に代わり得る公的な団体であること」とある。つまり民間では設置することができない。それに対してまちの駅は、行政であれ民間であれまちの駅として必要な基準を満たしていれば設置が可能である。 設置場所に制限がない 道の駅は基本的には自動車運転者のための休憩施設である。したがって、特に設置場所についての限定こそないが、幹線道路沿いに設置されることが期待されており、現実にほとんどの道の駅がそのような場所に設置されている。これに対してまちの駅は人が休憩したり集ったりする空間であるため、どこでも設置することができる。 設置・運営に際しほとんど費用がかからない 一部には市町村が市民ホール等公の施設を設置し、そこをまちの駅としているところもあるが、ほとんどは民間の商店等が店内の全部または一部をまちの駅として来訪者に提供している。またその場合まちの案内人といっても、店長・店員らが商売の傍ら適宜案内をしたりするだけであるので、専門の職員を置いているわけではない。そのため、設置・運営に多額の投資が必要な道の駅とは異なり、費用がほとんどかからない。
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