運用の流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 13:28 UTC 版)
UNIVAC Iには通常は複数の周辺機器を併用した。一般的には、磁気テープを読んで連続用紙に印刷するプリンター、パンチカードを読んでイメージデータを磁気テープに書き込むカード・テープコンバータ、磁気テープを読んでパンチカードの束を生成するテープ・カードコンバータなどが使われた。UNIVACにはオペレーティングシステムは付属していなかった。オペレータがUNISERVOにテープをセットするとプロセッサの回路が自動的にこれをロードした。入力データと出力データのテープを適当に設定してプログラムを実行した。出力されたデータは外部のプリンタに渡される。または次のデータ処理の入力として使われる一時データとなり、カード・テープコンバータが出力した別のデータに従って更新される。水銀遅延メモリは、水銀の温度によって音速にばらつきが生じるため、水銀タンクの温度が非常に厳密に管理されていた。停電が発生すると温度が安定するまで数時間かかることがあった。
※この「運用の流れ」の解説は、「UNIVAC I」の解説の一部です。
「運用の流れ」を含む「UNIVAC I」の記事については、「UNIVAC I」の概要を参照ください。
- 運用の流れのページへのリンク