遊走子

デジタル大辞泉

ゆうそう‐し〔イウソウ‐〕【遊走子】

読み方：ゆうそうし

藻類・藻菌類の無性生殖を行う胞子で、鞭毛(べんもう)をもち、水中を泳ぐもの。適当な場所に達すると固着し、鞭毛を失い、発芽して新個体になる。

スラグ用語集

遊走子

読み方：ゆうそうし
【英】：swarm spore

無性生殖を行う胞子の一種で、鞭毛(べんもう)により水中を運動する。水中を遊泳したのち適当な基質に達すると、鞭毛を失って発芽し配偶体となる。海中林を形成するコンブ目(コンブ、アラメ、カジメなど)に見られる。

微生物の用語解説

遊走子 [Swarmspore,Zoospore]

　藻類や真菌の中の鞭毛菌類の卵菌にみられ、鞭毛で水中を遊泳する無性生殖胞子の1種をいう。遊走子は遊走子嚢(zoosporangium)とよばれる胞子嚢の中に多数つくられ、水中へ放出されてしばらく鞭毛で遊泳するが、適当な基質物へ付着すると鞭毛がとれ、発芽して新しい成体となる。

ウィキペディア

胞子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/08/25 03:56 UTC 版)

胞子（ほうし, Spore）は、シダ植物・コケ植物および藻類、菌類（キノコ・カビ・酵母など）、あるいは原生生物のうちの変形菌などが形成する生殖細胞を指す。胞子による生殖を胞子生殖と呼ぶ場合がある。

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「遊走子」の例文・使い方・用例・文例

• 双鞭毛の遊走子
• 発芽のときに遊走子を生産する厚く壁で囲まれた休眠胞子で無性生殖を行う菌類
• 遊走子という,無性生殖を行う胞子