連載終了に至った理由
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 14:41 UTC 版)
「星のカービィ デデデでプププなものがたり」の記事における「連載終了に至った理由」の解説
24巻の7話からは線や背景描写が雑になったり、目の輝きが無くなったり、スクリーントーンを使うコマが少ない・貼り忘れがあるなど絵が簡略化していき、まるで別人が描いたかのようになっている(背景の簡略化などは、24巻7話以前から見られている)。コミックスの表紙は、今までCGを使って豪華だったものが23巻から黄色に白の水玉(これは作者がファンに送った年賀状のイラストを使いまわしたものである)と、シンプルなものとなった。最終回も半ば打ち切りのような形で終了したため、インターネット上では編集部との関係悪化説やひかわの鬱病説などが噂され、ひかわ自身はネット上でこれらを否定したものの、センセーショナルな説の方が信じられてしまった為に注目されなかった 『ゲッサン』2017年7月号掲載の『カメントツの漫画ならず道』 にてこれらの真相がひかわ自身によって明かされており、「漫画に対するモチベーションが下がり、10巻頃からは1人のアシスタントの手によって絵のほとんどが作られていた」「アシスタントが辞めたことにより再び自らが執筆をするようになったが、徐々に作風が暗くなり追い詰められていった」などという事実が綴られていた。 『コロコロアニキ』2018年春号掲載の『コロコロ創刊伝説』でも「ある時期から崖から転げ落ちるように漫画に対する情熱を失っていった」「話作りはしていたものの、17、18巻頃から絵の大部分を1人のアシスタントが描いていた」と綴られ、のむらしんぼとの対談 では、アシスタントが辞めたことに加えて「話が作れなくなったので、ゲストを呼んで強引にネタを作り、カービィにツッコませた」「しかしカービィがツッコミに回ったことで表情が死んでしまい、描くのが辛くなった」と語っている。 『アニキ』2018年冬号掲載の復帰作も、当初は「11年前に突然やめた作品を綺麗に終わらせたい」という思いから描き始めたものであり、一話限りで終わるはずであった。それを示すように見開きページには「ありがとうカービィ」という一文が添えられており、オチもカービィが「これで思い残す事はないペポ。次はゲームの最新作で会おう」と去って行くものだった。更にはネーム段階では最後のコマに「完」とも書かれていたが掲載時には取り払い、その後正式に連載が再開する運びとなった。
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