連帯貢献金
別名:連帯貢献金制度
23歳以下の優秀なサッカー選手が国際移籍をした場合に、新たに獲得したクラブ側が、その選手が過去に在籍した各クラブに育成の対価として支払う金。連帯金制度により、優れたプレーヤーの育成に力を入れることを目標にしている。
連帯貢献金の支払い先は、その選手が12歳から23歳まで在籍したクラブ全てを対象としている。主に移籍金の数パーセントを支払うが、その選手が活躍し、新天地でリーグ優勝などの結果を残した場合は、追加で連帯金が支払われる可能性がある。
日本人では、香川真司がセレッソ大阪からドルトムント、またドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドに移籍した際に、過去の各在籍クラブに連帯金が支払われたことが報道された。2013年4月25日のSponichi Annexの記事によると、マンチェスター・ユナイテッドに移籍したときには、香川が過去に在籍していたFCみやぎバルセロナには推定3000万円が支払われたという。
関連サイト:
マンU優勝で育成費ゲット!つくるぞ真司フィールド - スポーツニッポン
連帯貢献金
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 19:18 UTC 版)
2001年、FIFAは、国際移籍をするような優秀な選手を育てたクラブ(12歳-23歳在籍チーム)が、その対価を得られる制度として「連帯貢献金」を定めた。選手が国際移籍をした場合に、移籍金の5%が連帯貢献金となる。12-15歳まで所属したクラブは1年当たり移籍金の0.25%、16-23歳までのクラブは0.5%。例えば、2012年7月1日にボルシア・ドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドFCへ移籍金15億円で移籍した香川真司の場合は、このうち5%の7500万円の連帯貢献金を、香川が12歳から23歳まで育ったクラブに分配することが出来る。香川が12歳から16歳まで過ごしたFCみやぎバルセロナが2千万円強で、残りの連帯貢献金は、21歳まで過ごしたセレッソ大阪、23歳まで所属したドルトムントはこの移籍では受け取ることができず支払われない。(ドルトムントはこのドルトムントからマンチェスターへの移籍では権利が無く、マンチェスターから次への移籍時に権利がある)。連帯貢献金は移籍金が発生する国際移籍のたびに支払われるため、今後も選手を育てたクラブが受け取ることが出来る。
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