連合国の進駐
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/11 05:59 UTC 版)
「ゲオルギー・ポベドノーセツ (戦艦)」の記事における「連合国の進駐」の解説
11月11日にドイツが降伏すると、ウクライナ国は後ろ盾を失って窮地に陥った。国内各地で反ヘーチマン蜂起が頻発し、黒海方面からはイギリス海軍やフランス海軍をはじめとした連合国軍が接近していた。ドイツ帝国と同盟していたウクライナ国にとって、これは生死に関わる問題であった。一方、黒海艦隊司令官クロチュコーウシクィイは、艦隊がドイツの同盟者として攻撃あるいは略奪されるのを防ぐため、11月22日には艦船や施設にウクライナ国の旗に替えてかつての連合国、ロシア帝国のアンドレイ旗を掲げる命令を発した。しかし、それは何らの効力も発揮することなく、11月24日には進駐した連合国軍によって黒海艦隊は接収された。 1919年4月10日には、フランス海軍の弩級戦艦ジャン・バールの士官によってゲオルギー・ポベドノーセツのラジオステーションは略奪された。この月の終わりにはイギリスはセヴァストーポリから撤退したが、その際戦列艦をはじめとする多くの黒海艦隊艦艇の機関を爆破して使用できないようにした。しかし、ゲオルギー・ポベドノーセツはなぜかその難を逃れた。
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