逆方面のラッシュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 05:17 UTC 版)
首都圏近郊においては先述の通り、朝方上り列車が混雑し、夕方下り列車が混雑するのが通例であるが、朝方下り方面が混雑し、夜上り方面が混雑する路線もある。一例として、都心と羽田空港を結ぶ東京モノレール羽田空港線は、朝ラッシュ時の最混雑区間がモノレール浜松町駅から天王洲アイル駅までとなっている。 具体的には、以下の2つの場合がある。 沿線に企業・工場・空港関係施設が集中しており、朝方は路線の始発駅から沿線の企業・工場・空港関係施設へ向かう乗客で下り列車が混雑し、夜は沿線の企業・工場・空港関係施設から帰宅する乗客で上り列車が混雑する場合。東京モノレール羽田空港線 JR東日本:鶴見線 京浜急行電鉄:空港線・大師線 京成電鉄:本線 ゆりかもめ 金沢シーサイドライン 路線の両端駅あるいは中間に位置する主要駅が企業・学校などの集中するエリアにある、またはそうしたエリアを沿線に擁する幹線に接続する駅であるために、朝方は当該路線から主要駅に向かう乗客が、夕方は逆に主要駅から当該路線沿線に向かう乗客が増えることによって、区間によって朝方下り列車が混雑し夕方上り列車が混雑する場合。JR東日本:横浜線・南武線・武蔵野線など東京メガループの各路線・両毛線 東武鉄道:野田線 新京成電鉄:新京成線 京王電鉄:井の頭線 下り方面に県庁所在地などの主要都市が所在し、上りとされている方面よりもその主要都市と郊外間の利用が中心の路線であるために、朝方は前述した下り方面の主要都市への乗客で下り列車が混雑し、夕方は下り方面の主要都市からの帰宅客で上り列車が混雑する場合。東武鉄道:宇都宮線
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