近現代の事例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 09:07 UTC 版)
昭和に入ってからも山女の話はあり、1935年頃(昭和10年頃)、宮城県仙台市青葉区で山仕事に出た女性が3歳になる娘を草むらに寝かせて仕事をしていたところ、いつしか娘が姿を消していた。捜索の末、翌朝に隣り部落の山中で娘が発見され「母ちゃんと一緒に寝た」と答えていたことから、人々は山女か狐の仕業と語ったという。 また、屋久島では昭和初期になっても山姫やニイヨメジョの目撃例がある。「旧正月と9月16日には山姫がバケツをかついで潮汲みに来る」「小学生が筍取りに行ったところ、白装束で髪の長い女に笑いかけられた」「雨の夜、宮之浦集落の運転手が紫色の着物の女に出会った。車に乗るよう勧めたが、そのまま行ってしまった」など、現代的な要素を含んだ実話として伝承されている。
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