輸入モ式小銃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/05 15:01 UTC 版)
昭和12年(1937年)の日独伊防共協定の成立を受けてこれを記念し、昭和13年(1938年)に小銃をドイツから約50,000挺購入し、「モ式小銃」として昭和14年(1939年)に準制式化した物である。モはモーゼルの意味である。昭和12年に日中戦争(支那事変)が始まり、小銃の需要が高まったことと、新たな同盟国への政治的配慮が購入の理由であった。 モ式小銃には歩兵用のI型(モーゼル・スタンダードM1924、市販型)、騎兵用のII型(Kar98k)、歩兵・騎兵共用のIII型(vz.24、チェコスロバキア製)があった。 ドイツから輸入された、M1924・Kar98k・vz.24を、1939年4月から5月にかけて、開発中の試製九九式小銃との比較審査を行い、使用に問題無しと判定され、同年10月にそれぞれI型・II型・III型の名称で準制式化された。 狭義の意味でのモ式小銃とはこれらの輸入したモーゼル式小銃のことである。
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