軽石、凝灰岩層
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/01 16:02 UTC 版)
火山の噴火による火山灰は、周辺または広域に降り注ぐ。この噴出物(例えば軽石や凝灰岩)は、噴火ごとに成分が変化することから、同じ火山により生成されたものでも、噴火時代の判定を行うことが可能である。この性質を利用して同一火山噴出物を同定し、これが同一の時代であることから、堆積場所が異なっていたとしても、時代の比較が可能となる。 日本における代表的な鍵層としては、過去に大噴火を起こして北海道にまで広く火山灰を降らせた姶良カルデラや阿蘇山、大山、浅間山、富士山、支笏湖カルデラ、樽前山、有珠山等の噴火による広域テフラがある。 1991年のピナツボ火山(フィリピン)が噴火した際には、火山灰が成層圏まで吹き上げられ、ジェット気流に乗って数日間で地球を一周したため、地球全体にまき散らされた。
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