軽水炉の開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 05:50 UTC 版)
2009年に北朝鮮は、自力開発による実験的な軽水炉と、それに核燃料を供給するためのウラン濃縮技術を開発する意図を表明した。2010年には、低濃縮ウラン燃料を生産するための2,000基のガス遠心分離機(英語版)を用いたウラン濃縮工場が稼働を開始し、電気出力が25メガワットから30メガワットの実験的軽水炉の建設が開始され、2012年の稼働開始を目標とした。2011年11月には、人工衛星の画像により、軽水炉の建設が急速に進んでおり、コンクリートの構造はおおむね完成していることが判明した。軽水炉は、実験的なマグノックス炉の冷却塔が取り壊された場所に建設されていた。この実験的な軽水炉の建設に続いて、北朝鮮は発電用により大きな軽水炉の建設を計画していた。アメリカ合衆国のシンクタンクによれば、この軽水炉は2013年に運転を開始する見込みであるという。
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