軟化点

デジタル大辞泉

なんか‐てん〔ナンクワ‐〕【軟化点】

読み方：なんかてん

非晶質で明確な融点をもたない固形物質が、軟化して変形を起こしはじめる温度。軟化温度。

大車林

軟化点

英語 softening point

樹脂、ガラスなどの物質が温度の上昇によって軟化し、変形を始めるときの温度。軟化温度ともいう。通常、物質の温度を上げたとき物質が完全に液体となる温度を融点といっているが、樹脂などは一般に明確な融点を示さないで漸次軟化して溶融状態に至り、はっきりした変化を認めにくい。そのため融点とは区別して軟化点といっている。軟化点は物質の粘度がある一定の値になったときと規定されているが、測定方法には試験材料の形状、寸法、温度上昇速度、荷重のかけ方などにより種々の方法がある。軟化点は測定方法によって値が異なるので、必ず測定方法を付記しておく必要がある。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

スラグ用語集

軟化点

読み方：なんかてん
【英】：softening point

瀝青材料を加熱した場合、温度が上昇するに従ってしだいに柔かくなり、ついには液状となって、流出するようになる。このような液状になる温度をいう。感温性を示すのに有効な指数である。

お菓子の辞典

軟化点

・油脂が溶け始める温度。ココアバタ－は３２～３５℃。

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「軟化点」の例文・使い方・用例・文例

• 比較的低い軟化点をもったガラス