軍政権掌握
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/17 21:11 UTC 版)
「2014年ブルキナファソ反政府運動」の記事における「軍政権掌握」の解説
10月30日20時、軍は緊急に記者会見を行い、オノレ・トラオレ(英語版)陸軍参謀長による公式声明を発表した。軍は政権掌握を宣言し、午後7時から午前6時までの夜間外出禁止令を発令した。コンパオレ政権の解体と議会の解散を行い、12ヶ月以内に憲法秩序を取り戻し暫定政権を発足させることも合わせて発表した。この時点でコンパオレの所在は明らかとなっていなかったが、その日のうちにコンパオレはテレビ演説で大統領辞任を否定。ただし、民主的に選出された大統領への権限移譲については協議する意向を示し、自らの国家非常事態宣言も取り消した。翌日には陸軍本部前に反政府デモ隊が集結し大統領退陣を要求した。 結局、コンパオレは31日になってtwitter上で大統領辞任を表明し、27年間に及ぶ長期政権はここに幕を下ろした。コンパオレは直ちに首都ワガドゥグーを脱出し、ガーナとの国境地域に車で向かい、最終的にコートジボワールの最大都市アビジャンの郊外に滞在することとなった。サンカラは一連の軍の動きをクーデターと表現した。
※この「軍政権掌握」の解説は、「2014年ブルキナファソ反政府運動」の解説の一部です。
「軍政権掌握」を含む「2014年ブルキナファソ反政府運動」の記事については、「2014年ブルキナファソ反政府運動」の概要を参照ください。
- 軍政権掌握のページへのリンク