身体障害者の利用について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 20:14 UTC 版)
「日本の女性専用車両」の記事における「身体障害者の利用について」の解説
女性専用車両を男児及び障害者の男性も利用できるとしている鉄道事業者が多いが(関東の各社とJR西日本・Osaka Metro・北大阪急行電鉄)、一部の事業者を除き、それを明示しない事や「女性専用」という名称のために、一般には認知度が低い。このため、男性視覚障害者が女性専用車両と知らずに足を踏み入れ、冷たい言葉を投げ掛けられる例が報告されており、視覚障害者が乗車車両を変更する訓練を行わなくてはならない場合もある。また、男児や身体障害者とその介助者が単独で乗車できない事業者、条件付きで男性の利用を認めている事業者もあるなど(主に西日本地区)、鉄道事業者間で統一されていない。 特に関西地区において、関東地方に比べて障害者の男性が女性専用車両を利用できることの告知が十分でなく、大きな負担となっているとの行政相談が総務省近畿管区行政評価局に寄せられ、同局が近畿運輸局に対し、2016年(平成28年)2月25日に「障がいを有する男性及び男性介助者等の「女性専用車両」等に起因する身体的・精神的な負担軽減を図るため、必要な対応を行うこと」のあっせんが行われた。
※この「身体障害者の利用について」の解説は、「日本の女性専用車両」の解説の一部です。
「身体障害者の利用について」を含む「日本の女性専用車両」の記事については、「日本の女性専用車両」の概要を参照ください。
- 身体障害者の利用についてのページへのリンク