超速宅急便とは? わかりやすく解説

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超速宅急便

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 20:11 UTC 版)

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超速宅急便(ちょうそくたっきゅうびん)とは、ヤマト運輸が提供していた宅配便サービス商標およびサービス名である。

2003年平成15年)に、全日本空輸ANA Cargo)が羽田-新千歳間の深夜貨物定期便(名称:「ONE」)の運行を開始したことに伴い、宅急便の新サービスとして開始された。貨物機による輸送を使用し、翌日中(概ね午前10時以降)に相手先へ配達を行っていた。

2004年には羽田-佐賀間の定期便就航により、首都圏-九州間での取り扱いも開始した。

書類に加え、小口の機械部品・生鮮食品類の配送にも使われていた。

全日本空輸より、2018年10月28日の冬ダイヤで、深夜貨物便の運休が発表されたため、サービスの安定的な提供が困難であるとの判断から、2018年10月31日をもってサービスを終了した[1]。なお、これに先立って、全日空のボーイング787ロールスロイスジェットエンジンの問題による欠航で、2018年7月21日より本サービスの荷受けが停止されていた[2][3]

取り扱いエリア

  • 首都圏山梨県含む)発→北海道着(旧称:北海道超速宅急便)
  • 北海道発→首都圏着、九州発→首都圏着(旧称:関東超速宅急便)
    • 九州発は2008年7月から受け付けていない(宅急便タイムサービスが代替サービスとされている)
  • 首都圏発→九州着(旧称:九州超速宅急便)
  • 首都圏発→沖縄着

各地域とも、離島島嶼部地域の発着は取り扱っていなかった。また、宅急便タイムサービスの付加が可能な地域も限定されていた。

東京都伊豆諸島小笠原諸島を除く)・神奈川県千葉県埼玉県発の場合は、集荷締切時間が夜(18時あるいは19時)であり、宅急便タイムサービスの締切時間(正午前後)後も発送することができた。ただし同サービスの『翌日10時までに配達』は適用されなかった(併用することは可能であるが割高となる)。荷物受け渡しの時間が早ければ、宅急便タイムサービスのみでも翌日10時までに配達された。

なお、本サービスが利用していた全日本空輸佐賀空港深夜貨物便(NH8554便)が2008年平成20年)6月30日限りで運休(NH8553便は運行継続)となったため、同日をもって九州発東京行きのサービスは終了した。

留意事項

超速料金

超速代金として、別途400円~増であった。 例)宅急便60サイズ(1)×400円=400円増。80サイズ(2)×400円=800円増となっていた。

出典

  1. ^ 超速宅急便のサービス終了について”. ヤマト運輸 (2018年10月4日). 2018年10月5日閲覧。
  2. ^ 超速宅急便の荷受け休止期間の延長について”. ヤマト運輸 (2018年7月12日). 2018年10月5日閲覧。
  3. ^ ANAカーゴ、羽田-札幌運休 深夜貨物便、冬ダイヤから”. Aviation Wire (2018年10月3日). 2018年10月5日閲覧。

関連項目

外部リンク




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