赤野井湾遺跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/20 15:11 UTC 版)
赤野井湾遺跡(あかのいわんいせき)は、滋賀県守山市赤野井に位置する、縄文時代から中世にかけての複合遺跡である[1]。
概要
主な遺構としては、琵琶湖の水面下約3.5メートルから縄文時代早期末の集石土坑が3基検出されている。これは、大きな穴に焼けた石を詰め、肉や魚を蒸し焼きにした調理施設であり、大量の炭とともにイノシシ、シカ、ネズミ、ヘビ、スッポンなどの動物とコイ、フナ、アユ、ハス、ウグイ、ギギなどの魚の骨が出土している[2]。
たくさんの木製品(鍬)も出土している[3]。
脚注
- ^ 『滋賀県文化財学習シート 上』滋賀県教育委員会事務局文化財保護課、2005年3月、125-126頁。
- ^ shigabunkazai (2017年12月5日). “調査員オススメの逸品 第223回 6500年前の縄文時代の調理場の再現模型 - シガブンシンブン オススメの逸品”. シガブンシンブン. 2023年11月10日閲覧。
- ^ shigabunkazai (2023年8月16日). “調査員のおすすめの逸品№360 これで掘れるのか?―曲柄鍬― - シガブンシンブン オススメの逸品”. シガブンシンブン. 2023年11月10日閲覧。
座標: 北緯35度04分30.0秒 東経135度58分43.0秒 / 北緯35.075000度 東経135.978611度
- 赤野井湾遺跡のページへのリンク