貨幣がマイナスの価値を持つ世界
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 00:15 UTC 版)
「もしもボックス」の記事における「貨幣がマイナスの価値を持つ世界」の解説
初出は、1976年度小学五年生1月号「お金のいらない世界」。てんとう虫コミックス13巻に収録。 プラモデルが欲しいがお金がないというのび太は「もし世界にお金がなかったら…」という思いからこの道具を使用し「お金のいらない世界」にした。だがその世界はのび太が思い描いたであろう「物品の取引にお金を必要としない世界(お金がいらない(必要無い)世界)」ではなく、「お金はマイナスの価値を示す物であり、皆が欲しがらない世界(お金がいらない(欲しくない)世界)」であった。そのため、色々なアクシデントのため莫大なお金を受け取ったのび太は懲り懲りな顏付きで元の世界に戻してしまった。 テレビアニメ第2作第1期「魔女っ子しずかちゃん」でも銀行強盗を阻止する為にしずかが「お金のいらない世界」にしている。 なお余談だが、『さよなら絶望先生』第268話「ペイの拡充」は「お金のいらない世界」と全く内容が被ってしまい、藤子プロに問い合わせた所「問題ない」と回答が来たものの、やはり納得いかないということで単行本掲載自粛となった。読者から指摘されるまで作者の久米田康治もアシスタントも全く気付かなかったらしく、久米田は「久々に本気で死にたくなった」と述懐している。
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