象徴・命名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 23:01 UTC 版)
近代以降は、もっぱら海または水中の怪物や、それを想起させるような物(例えば戦艦・潜水艦)の名称や代名詞的な存在として、小説やゲームなどの創作物に登場するようになる。現実の例としても、イギリス海軍の艦名に用いられている。 特殊な例としては、トマス・ホッブズの『リヴァイアサン』がある。ホッブズはこの著作の中で、社会契約によって形成された国家(コモンウェルス)のことを「大怪物」としてのレヴィアタン(リヴァイアサン)になぞらえており、同時に、それは怪物というよりも、「人間に平和と防衛を保障する「地上の神」と言うべきだろう」とも述べている。 2010年、南米ペルーで見つかった1300万年前に生息していたとみられる新種のマッコウクジラの仲間には、レヴィアタンにちなんで「リヴィアタン・メルビレイ(Livyatan melvillei)」という学名が付けられた(メルビレイの部分は『白鯨』の作者ハーマン・メルヴィルから採られている)。
※この「象徴・命名」の解説は、「レヴィアタン」の解説の一部です。
「象徴・命名」を含む「レヴィアタン」の記事については、「レヴィアタン」の概要を参照ください。
- 象徴・命名のページへのリンク