豊宮崎・林崎両文庫のその後
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「神宮文庫」の記事における「豊宮崎・林崎両文庫のその後」の解説
旧豊宮崎文庫は1923年(大正12年)3月7日に、旧林崎文庫は1954年(昭和29年)12月25日に国の史跡に指定されている。 旧豊宮崎文庫の南隣は昭和後期に伊勢市立図書館として利用されていたが、図書館が八日市場町に移転したのちに伊勢市立郷土資料館になっており、旧豊宮崎文庫も伊勢市が管理している。郷土資料館の入館者は、希望すれば旧豊宮崎文庫を見学することができる。旧豊宮崎文庫にはオヤネザクラ(御屋根桜)という桜がある。この桜は出口延佳邸の屋根に生えたという説と外宮の屋根に生えたサクラという説があるが、いずれにせよ屋根に生えた桜を旧豊宮崎文庫に移植したので御屋根桜と名付けられたという。オヤネザクラは1928年(昭和3年)にヤマザクラの新品種として発表されたのちに絶滅したと考えられていたが、1978年(昭和53年)に4株の現存が確認され、1986年(昭和61年)7月3日に伊勢市の天然記念物に指定された。 旧林崎文庫は神宮司庁に管理され、春と秋の神楽祭に合わせて年間数日一般に無償で公開される。このときは庭から建物を見学することができるが、それ以外の時期には門以外を見ることはできない。
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