讃美歌の名前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 07:24 UTC 版)
個々の讃美歌には名前が付いている場合が多い。しかし、讃美歌には替え歌の習慣があり、同じ詞に異なる曲が付いていたり、同じ曲に異なる詞が付いていることが多くある。また、同じ詞に違う訳が付いている場合がある。このため、次のように、歌詞や曲それぞれに名前を付けて呼び、区別している。また、讃美歌集の番号で呼ばれることも多くある。(特に礼拝では時間の短縮のため) 初行 歌詞は初行(最初の行)で呼ばれる。たとえば、「きよしこの夜」の原詞(ドイツ語)の初行は“Stille Nacht, heilige Nacht!”であり、英語詞は“Silent Night! Holy Night!”である。日本語詞は「きよしこの夜」である(ただし、JASRACへの登録(作品コード:044-0171-9)では、正題は「聖夜」である)。「いつくしみ深き」の初行は“What a friend we have in Jesus”である。また、初行以外のタイトルが付けられる場合がある。 チューンネーム チューンとは曲のことであるから、曲の(歌詞でなくて音楽の方の)名前の意味である。日本の曲でもローマ字で付けられる。普通大文字を使い、「きよしこの夜」のチューンネームは“STILLE NACHT”である。「いつくしみ深き」のチューンネームは“CONVERSE”であるが、これは作曲者の名前からとったものである。なお、チューンネームを付けるのは、英語圏での習慣である。同じ曲でも、イギリスとアメリカでチューンネームが異なる場合もある。
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