警視庁と警察庁の違いとは
警視庁も警察庁も、現在は同じ「警察法」を根拠として設置されている。ただし両庁は発足の経緯が異なる。警視庁は通称「東京警視庁」と呼ばれる機関を前身とする組織であるが、東京警視庁~警視庁の歴史は、警察庁の歴史よりも古い。
警視庁は明治初期に発足し、国(内務省)直属の組織として東京府を管轄した。昭和に入り、太平洋戦争で敗戦を喫して間もない1948年に東京警視庁は廃止。同年、警察法(通称「旧警察法」)に基づいて「警視庁」が編成された。1954年に警察法が改正され(通称「新警察法」)、これを根拠として「警察庁」と各道府県警察が発足。このとき警視庁も現行の組織へ再編されて今に至る。
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