諸本 [編集]
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/05/20 07:50 UTC 版)
写本は比較的多く、『国書総目録』登載のものだけでも40本弱に及ぶ。ただし、大部な著作であるために全巻揃った写本となると数は限られ、主な写本としては、国立国会図書館本・内閣文庫本・静嘉堂文庫本・宮内庁書陵部本・鹿児島大学玉里文庫本などが挙げられるに留まる。刊本としては、明治14年(1881年)『史籍集覧』に収められて広く世に知られるに至り、校訂者の近藤瓶城は紹介の労を執って識語に「其労力ノ久シテ識見ノ富メル伝説真偽ノ弁事実考証ノ精他人一時ノ学識ヲ以テ収拾説ヲ為ス者ノ得テ及ハサルモノアリ」と本書を賞賛した。同33年(1900年)再校を経て『改定史籍集覧』に収められ、この復刻版が臨川書店から刊行されている。
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