諸外国における採卵鶏のバタリーケージ規制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 05:42 UTC 版)
「バタリーケージ」の記事における「諸外国における採卵鶏のバタリーケージ規制」の解説
ここでは金網の中に閉じ込めるケージ飼育という形態そのものは禁止しないが、バタリーケージは禁止する国々を記載する。バタリーケージを禁止する場合、ケージ飼育であっても止まり木や砂場や巣の設置が必要、などの条件が付せられる(このような条件の付せられたケージを改良型ケージ(エンリッチドケージ)と呼ぶ)。 欧州連合 1999年にバタリーケージの使用禁止が決定され、2012年から施行された。 アメリカ オハイオ州はバタリーケージ施設建設許可の停止措置が施行(ただしバタリーケージを期限を設けて禁止するものではない)。ロードアイランド州はバタリーケージの廃止を決定している。 オーストラリア オーストラリア首都特別地域でバタリーケージの使用が禁止されている。 ニュージーランド 採卵鶏の動物福祉基準 の中で2022年までにバタリーケージを廃止することを明記している。 カナダ 2016年に1000以上の卵農家が加入するEFG (Egg Farmers of Canada) は、バタリーケージからエンリッチドケージや放牧へ移行すると発表した。2017年に鶏の行動規範 (CODE OF PRACTICE) のなかで、採卵鶏の飼養要件として2036年までにバタリーケージを完全に廃止すること、卵産業が15年以内にバタリーケージの大半を廃止することをそれぞれ明記した。CODE OF PRACTICEは、2017年でカナダはバタリーケージを新設しないことを意味する。 インド 動物福祉委員会が、全ての州政府に対し、バタリーケージの使用禁止と2017年までの段階的な廃止を勧告した。 ブータン 2012年にバタリーケージを禁止 タスマニア 2013年から新しいバタリーケージの運営を禁止。
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