説1 女性がよく通行したから説とは? わかりやすく解説

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説1 女性がよく通行したから説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 22:55 UTC 版)

姫街道」の記事における「説1 女性がよく通行したから説」の解説

内藤 (1972, pp. 128129, 134)は、姫街道起伏激しく、また道程東海道本道より20キロメートル長く、「姫街道」という名称から連想されるような、女性選んで通りたがるような生易しい街道ではなかった、として、(説1-1)や(説1-3)の傾向があったにしても何のためにわざわざ本道よりも悪条件本坂道選んだのか理解に苦しむとして、(説1そのもの疑わしいとしている。 『気賀宿文書』によると、宝永5年1708年)から寛政7年1794年)までの80余年の間に「姫様」と呼ばれるような身分女性通行し人数22人で、平均4年1人程度だった(ので、頻繁に姫様」が通行していたわけではない)とされている。 戸 (2006, p. 76)およびみわ (2003, p. 178)は(説1-1)および(説1-2)を呼称の由来として挙げている。大山敷太郎は、(説1-1)‐(説1-3)を挙げた上で(説1-3)が正しいとし、白柳秀湖は(説1-1)が正しいと主張内田旭は(説1)を全て否定した渡辺 (2012, p. 21)は、特に女性利用多かったかを解明することは宿帳などが残っていない状況からして困難だが、抜け参り人々本坂通多く利用したことは間違いない、とし、事例として文政13年1830年)にお蔭参り流行した際に、本坂通多く利用され、後に「気賀関所との関係で」問題になった、としている。同書では、東海道本道今切関所に対して畏怖の念」を示す意味で、脇道本坂通利用したのだろう、としている。

※この「説1 女性がよく通行したから説」の解説は、「姫街道」の解説の一部です。
「説1 女性がよく通行したから説」を含む「姫街道」の記事については、「姫街道」の概要を参照ください。

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