説明読み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 15:28 UTC 版)
「決して正式な読み方ではないが、機に応じて行われている読み方」を「説明読み」という。「説明読み」は、誤解や混乱を避けるために同音異義語の読み分けにも用いられており、国語辞典の見出し語として用いられるものもある。 具体的には、下記のようなものがある。 両方に説明読みがあるもの市立(いちりつ)/私立(わたくしりつ) - 本来の読みは「しりつ」 銀糸(ぎんいと)/銀紙(ぎんがみ) - 本来の読みは「ぎんし」 酒類(さけるい)/種類(たねるい) - 本来の読みは「しゅるい」 司法(つかさほう)/私法(わたくしほう) - 本来の読みは「しほう」 一方に説明読みがあるもの型式(かたしき) - 形式(けいしき)との区別 刀工(かたなこう) - 陶工(とうこう)との区別 仮葬(かりそう) - 火葬(かそう)との区別 底本(そこほん) - 定本(ていほん)との区別 大喪(たいも) - 大葬(たいそう)との区別 茶道(ちゃどう) - 茶頭(さどう)との区別 鉄扇(てつおうぎ) - 鉄線(てっせん)との区別 銅色(どういろ) - 同色(どうしょく)との区別 生肉(なまにく) - 精肉(せいにく)との区別 化学(ばけがく) - 科学(かがく)との区別 版面(はんづら) - 半面(はんめん)との区別 光害(ひかりがい) - 公害(こうがい)との区別 来秋(らいあき) - 来週(らいしゅう)との区別
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