話される地域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 04:13 UTC 版)
ミャンマーとタイに話者がいる。両国に推定100万人近くの話者がいるが大部分はミャンマー南部に集中しており、タイには中部に数える程度の共同体が存在するぐらいである。ミャンマーではモン州とカイン州、さらにはタニンダーリ地方域北部でも話されている。タイでは中部のカーンチャナブリー県・パトゥムターニー県・ラーチャブリー県・サムットサーコーン県・ナコーンパトム県にいるとされるが、北部のラムプーン県にも話者がいて学術調査の対象となったことがある。 ミャンマーでは複数の共同体でバイリンガル化が進行してはいるものの依然安定して使用されている。軍事政権の時代にはモン語の使用に対して弾圧が加えられていた(参照: #歴史)ものの、後に学校での使用が公的に認められるようになり、初等教育から高校まで全てモン語で行うカリキュラムも行われている。 一方タイのモン共同体の大半では既に第一言語がモン語からタイ語に移り変わっていてモン語は安泰とはいえない状況であり、流暢に話すことが可能である話者たちも2015年までの時点でほぼ60代を超えてしまっている。
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