試験手順
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 15:17 UTC 版)
「フォーゲスプロスカウエル試験」の記事における「試験手順」の解説
白金線を用いて、コンタミネーションしないようにしながら培地から微量を釣菌し、VP試験用の培地に植菌する。培地は下記のVP半流動培地か、メチルレッド試験も可能なMR-VP培地を用いる。VP半流動培地では37℃で18-24時間、MR-VP培地では28-30℃で24-48時間培養する。半流動体培地の表面にまずA液(6%α-ナフトール添加エタノール溶液)を1ml(4滴)、次にB液(0.3%クレアチン添加40%水酸化カリウム水溶液)を0.2ml(2滴)ほど加え、激しく振盪する。この順番を間違うと、陽性反応が弱くなるか、偽陰性反応が生じる。通常、15分ほどで明瞭に呈色が現れるが、1時間後に試験結果を判定する。Yersinia属は生育温度によって反応が異なるため、VP試験の際は二本の培地に接種し、それぞれ22-25℃と37℃で48時間以上培養して判定する。 VP半流動培地の組成(pH7.2) 酵母エキス 1.0g カゼインペプトン 7.0g ソイペプトン 5.0g ブドウ糖 10.0g 塩化ナトリウム 5.0g 寒天 3.0g 精製水 1000ml
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