試験改造機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 07:26 UTC 版)
「国鉄C51形蒸気機関車」の記事における「試験改造機」の解説
製造後間もない頃から昭和初期にかけ、燃焼率や効率の改善を目的とし各管理局ごとに様々な改造を施された車両が存在した。いずれの車両も試験期間が終了した後は原型に戻された。 煙室延長 燃焼効率を高めるため、C51 13・33が500mm、C51 133・155・159・189が800mm、それぞれ煙室を延長する改造を受けた。 2本煙突 シンダ飛散防止のため、C51 50・78・143・246が2本煙突化の改造を受けた。覆いにより外観上は1本煙突に見える。 傾斜煙突 排煙効果を高めるため、C51 78・121・182・192・270が傾斜煙突化の改造を受けた。C51 78は2本煙突から改造されている。 半流線型化 C51 61が前面・運転室・テンダー周りの半流線型化改造を受けた(→)。 集煙・排煙装置取り付け C51 135が煙突前部に傾斜板、C51 130が煙突後部に反射板、C51 176が煙突上部に傾斜円筒板、C51 278が煙突両側から後部にかけて排煙装置を取り付ける改造を受けた。 燃焼室取り付け C51 184が燃焼室を取り付ける改造を受けた。
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