設立経緯及び任務
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/01 07:35 UTC 版)
隊員は地誌、語学能力等に長けた隊員で構成され、方面情報処理隊長は2等陸佐が充てられる。 情報処理隊が設立される前は、連隊内に編成された情報中隊(小隊)、偵察隊等で収集していた情報が必ずしも上級・隣接部隊相互に流れていたわけではなかった。自衛隊の基本運用が統合運用体制へ移行する関係から、これらの部隊で収集した情報を方面単位で一括して処理、陸上幕僚監部及び方面隊間で相互に共有することで同体制及び即応態勢の強化を図る部隊の必要性から設立された。連隊以下の部隊(戦術レベル)で収集した情報をデータベース化・陸自指揮システムを介してリアルタイムで配信する。 陸上自衛隊では2005年(平成17年)3月新編の西部方面情報処理隊を皮切りに逐次方面情報処理隊の編成を行ってきたが、2010年(平成22年)からは方面情報処理隊を母体に既存の情報部隊を整理統合する形で方面情報隊(Army Military Intelligence)への改編を進めている。方面情報隊長は防衛駐在官の経験を有する1等陸佐(二)が充てられ、方面情報隊本部及び無人偵察機隊、その他の部隊をもって組織される。
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